強くなれる理由を知った
今回は鬼滅の刃23巻の重大なネタバレが含まれます。もしも嫌な人が居たら閉じてください。
ここまでスクロールしたからには、文句は言わないでくださいね。
本題に入ります。先日発売された『鬼滅の刃 23巻』を、少し遅れてたった今読み終わったところです。
読み終わってすぐの感想を、記録も兼ねて書いていこうと思います。内容に関しては自分で読んでください。
まず良かった点
炭治郎が鬼になった後に人間に戻れた理由について、しっかりと理由付けされていました。
後出しジャンケンで定評のある珠世の薬とは違いますね。
人間に戻る薬はともかくとして、禰豆子の血に無惨に対する抗体があるというのは、納得できます。
そしてもう1つ、産屋敷家の病気(?)についてです。
鬼殺隊の全てと言っても過言ではない産屋敷家ですが、産屋敷の男は若齢で亡くなってしまっていたのです。
それは、無惨の呪いだとか何だとか。一族から鬼の王を生み出してしまった代償のようです。
後半、現代編ということで炭治郎や善逸や伊之助、柱達の子孫や生まれ変わりが出てくる訳ですが、その中で輝利哉が日本最高齢記録更新者として登場します。
鬼殺隊と共に無惨と戦い、討伐を成し遂げた産屋敷輝利哉です。
前述の通り、産屋敷の男は若齢で死ぬものだったのですが、その原因である無惨を討伐したため、輝利哉は長生きしてるというわけです。
個人的に、この辺がしっかりと回収されているのはとても嬉しかったです。
では、ここからは良くなかった点。
1つ目、無惨戦がイマイチ盛り上がらなかったです。
これは22巻以前の内容にもなりますが、珠世の薬の効果が後出しジャンケンすぎて、見ていて楽しくないんですね。
古今東西ありとあらゆる少年漫画は、須らくラスボス戦が一番盛り上がる物です。
しかし鬼滅の刃では、ラスボス戦が1番微妙だったまである。そこが結構痛い。
2つ目、青い彼岸花について。
作中、無惨が死に物狂いで探していたが、見つけることが出来なかった青い彼岸花。
青い彼岸花があれば太陽を克服できたらしいので、探すのも分かりますね。
では、なぜ無惨が総力を上げて探したにも関わらず、見つからなかったのでしょうか?
答えは、後半の現代編にあります。
伊之助の曾孫にあたる嘴平青葉という植物学者が登場するわけですが、彼は青い彼岸花の研究をしていました。
1年で2、3日、それも昼間にしか咲かない花、それが青い彼岸花だそうです。
夜間にしか活動できない鬼には見つけられるわけが無いっていう話でした。
いや、あっさりすぎない?
無惨がかなり固執してたし、ストーリーに関わる重大なアイテムかと思ってましたが、こんなにあっさり終わらせるとは思わなかった。
3つ目、現代編について。
現代編では、炭治郎や伊之助や善逸の、その他キャラクターの子孫が登場し、それぞれの日常が展開されています。
いやね、これだけだったら全然いいと思うんですよ。
ただねこの現代編、死んだキャラクターの転生とかも出てくるんですよ。
は?
カナエとしのぶに至っては、年齢も同じくらいで顔も髪もほぼ変わりない転生体が登場します。
カナエが死んでしのぶも死んで、胡蝶家に跡取りは居ないはずなんですが。
転生はちょっとおかしいと思います。
ファンタジー要素少なめだった鬼滅の刃ですが、最後に大きすぎるファンタジーがぶち込まれました。これは良くない。
作中で死んだキャラのファンもいるので、その辺に対する配慮なのかもしれませんが、そこは割り切って欲しかった。
嘘柱・誇張しのぶなので隠し子がいたかもしれませんが、それは考えないでおきましょう。
以上が良くなかった点です。
最後に、鬼滅の刃という作品全体についての感想を述べていきます。
結論、「普通に面白かった」です。
手放しで褒め散らかせるほど面白かった訳でもなければ、ボコボコに批判されてるほどつまらなくもなかった、まさに普通でした。
そして鬼滅の刃バカ売れサクセスストーリーの裏にあるのは、やはりアニメだなと改めて実感しました。
無限列車編の作画やばかったもん。ありゃ小学生の時に見たらハマってるなと思ったよ。
そんなわけで、そろそろ終わりにしようと思います。
呪術廻戦サイコー!